ミセスのスタイルブック、新刊を購入しました。
今回はタイトスカートがだいぶ注目されていて、色々な製図が出ていたけれど、補正の方法は残念ながら載ってませんでした。
体の特徴がよく出るから、補正は必須だと思うんだけどな~。
さて、前回私がこさえた原型スカートの補正編です。
問題は2つ。
1.ウエスト~ヒップの脇にしわが寄っている。
2.前のダーツ下に深いくぼみができている。
1.のしわは、脇線が余っているせいで出来たものだと思われます。
2.の方は、実はこれまでの自作スカートにも見られる症状でした。
多分、前スカートの布が余っているせいで、ダーツ下がだぶついているのだと思うのですが。
どちらも、布が余っていることが原因で生じる問題のようです。
「腰に張りのない」体型なのでね、ほんと・・・。
とりあえず1.の問題点を解決すべく、補正をすることにしました。
脇線を引き直すか、ダーツの分量を減らすことで、脇のラインがなだらかになり、しわが改善されるのでは?根拠ないけど。
今回は、ダーツ量を減らす方を選択してみます。
補正についての本(土屋郁子さんの『美しい服作りのための型紙の補正』だったかな?)に、「服を体型にフィットさせるより、美しいラインで体をカバーしてしまうほうが良い」ということが書かれていたのを思い出したため、脇線を私の体型に合わせて引き直すのがためらわれたのです。
というわけで、やってみた。
左が補正前、右が補正後です。
思いつきでやった割に、結構すっきりしました・・・!
前スカートのダーツ分量を、合計で0.6cm減らしました。
その結果、4本あったダーツが2本になってます。後スカートは4本のまま。
前2本、後ろ4本のダーツ配置は、スタイルブックの製図でもたまに見かけるので、これはありなのでしょう、多分。
ダーツ量を減らした分、ウエストの出来上がり寸法が0.6cm増えたことになりますが、これは適当に、ベルトにいせ込んでます。
2.の問題点だった、ダーツ下の深いくぼみもなくなりました。
このくぼみには、ダーツ止りの位置が関係しているようです。
前ダーツの本数を減らしたとき、(なんとなく)ダーツ止りの位置を補正前より1cm外側に移したところ、写真のように、くぼみが無くなりすっきりしました。
ダーツ止りだけ補正前の位置に戻すと、くぼみはまた現れます。
どういう仕組みなのか・・・さっぱりわかりませんが、「製図の世界は奥が深いワ!」と思って、先に進むことにします。
見る人が見ればまだ色々と直す余地はありそうですが、このパターンで一度スカートを縫うことにしました。
生地は、在庫の中から。もちろん(?)裏地とファスナーも出てきました。
布在庫、まだまだあります・・・恐ろしい!